導入事例

大島小松川公園

東京の豪雨対策として、都立公園に設置されたレインガーデン

スライダー画像

日比谷アメニスが指定管理者として管理・運営する都立大島小松川公園(東京都江東区)の園内に、「バイオスウェル(緑溝)」と「レインガーデン」を整備しました。
「バイオスウェル」は周辺の雨水を集めて浸透を促進します。「レインガーデン」は降った雨水を集めて貯留し、地中にゆっくりと浸透させます。これらの施設によって下水道や河川へ直接流入する水量を軽減して、既存設備の負担を小さくし、洪水や浸水を抑えます。
「レインガーデン」内での湿地の創出は生き物の生育環境拡大に寄与します。さらに「バイオスウェル」や「レインガーデン」を構成する多孔質な断面構造による蒸散効果が周辺の暑熱対策に貢献します。

施主:東京都
設計:日比谷アメニス

導入背景

東京都における方針
豪雨対策と「東京グリーンビズ」

東京都が推進する’東京グリーンビズ’「雨水流出抑制に資するグリーンインフラ先行実施事業」の一環として、都内の公園に防災・減災機能を有したグリーンインフラの整備を行いました。
ゲリラ豪雨や台風被害、夏場の記録的な酷暑などの自然災害が頻発している中で、都立公園という公共の場でグリーンインフラの有効性を検証するだけでなく、地域住民にもグリーンインフラについてその機能や効果を周知することで、防災への意識の向上を図ることを目的に、取り組みが始まりました。

提案ポイント

頻発する豪雨への対策の重要性を、地域住民に身近に感じてもらうための空間を実現

公園敷地内に5か所のグリーンインフラ施設(レインガーデン:3か所、バイオスウェル:2か所)を実装しました。
今後はレインガーデン、バイオスウェルの維持管理を行いながら、この場所に来る生き物を定点観測し、生態系についてのモニタリング調査に協力していきます。得られた調査結果については、発信の機会を作っていき、生態系保全への貢献、地域住民への周知も図ります。

プロジェクト詳細

所在地:東京都江東区
竣工:2024年

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