スタジオアンビエンテ 八ヶ岳事務所
環境に配慮した新しい設計事務所の誕生
建築家の窪田氏が代表を務める設計事務所スタジオアンビエンテにて、2022年に八ヶ岳事務所を新設しました。
同氏が掲げる「環境負荷が少ない、快適な空間」の実現に向けて様々な設備をモデルケースとして導入し、PVTシステムもその一端を担いました。
導入背景
ZEB実現に向けた再生可能エネルギーの導入
建屋のZEB実現に向けて太陽光パネルの導入は決まっていましたが、更なる再エネ化/新規技術のモニターも兼ねて太陽熱集熱も可能なPVTシステムを検討いただきました。
現地の電気工事事業者/水道工事事業者の施工協力もあり、導入が実現しました。
提案ポイント
PVTシステムによる効率的なエネルギー利用と快適性
PVTパネル8枚(発電量375W×8 =3.0kW)に対して、集熱用の200L貯湯タンクを設置しました。事務所なので湯使用量が少ないこともあり、補助の給湯器は設置せず太陽熱だけで事務所の給湯を賄っています。
夏場は最大で60℃程度の出湯が可能です。真冬でも蛇口からは18℃程度の水が供給され、手洗い時に不快な冷たさを感じない温度になっています。
屋根スペースの余り部分には、PVTパネルと見た目が同じ通常の太陽光パネル8枚を配置(こちらも発電量375W×8 =3.0kW)し、合計で6kWの発電を行い、蓄電池に接続し自家消費を行っています。